【ドルチェ・アマービレ】(26)

 『ふふっ、ボヘミアン。まるであなたの事じゃなくて拓人。でも、貧困な暮らしをして、酒や麻薬に身を持ち崩し、不潔で身だしなみにだらしない。と言うイメージじゃないわ。質素な暮らしをして、高尚な理想と夢を追い、自由奔放で不可解のイメージね。』
 【結局貧しい事に変わりが無い。と言う事かな?はは・・】
 『ううん、あなたは高い理想と夢を追い求める放浪者よ。あなたには好きなように生き、好きなように歌い、自由な発想で才能を伸ばして欲しいの。だからあなたも、ボヘミアンなの。でも一つだけ約束して、どんなに失望しても、決して世間に背を向けず、シニカルにならないで、その日暮しの刹那的な生活は送らないで。わたしが、生活を支える。だから生き急がないで。』
 思いつめた表情の綾歌が、、湊川神社の境内で『ラ・ボエーム』の感想を話していたのに、急に真剣な顔をして話し始めた。
 『この神社は南北朝時代の武将、楠木正成とその郎党を祭った神社。彼らの時代では悪党と呼ばれた人々、その後の時代の佐々木道誉に代表される『かぶき者』のハシリよ。彼らも『もっと激しく生きたいと』嘯いた人。その真意は『激しく生きたい・・・そうでないのなら私がいま ここに生きている意味がない。』と一種の死への憧れを口にした人々。似ているの、19世紀のボヘミアンとかぶき者、そして拓人、あなたも。』
 【じゃあ、綾歌は?ミミには絶対になるなよ。俺を残して死んだら承知しないからな。それと、今の綾歌からのプロポーズ、かな?】
 『拓人の馬鹿!女の子からする訳ないでしょう。プロポーズは男からするものよ、まったく、冗談言わないでよね。なんで、私が、拓人にしなくちゃいけないの。・・・拓人がすればいいのよ。・・・してよ。・・・しなさいよ。』
 【何だって?声が小さくて最後が判らないぞ。もう一度言ってくれ。】
 『馬鹿、鈍感、アホ・・・スケベで意地悪な拓人なんか嫌いよ!。』
 綾歌が突然走りだした。
 【あっ、おい綾歌!暗いから危ないぞ。】
 拓人も慌てて後を追った。
 境内地の境、鳥居の所でやっと追いついた。
 『ハァ、ハァ、ハァ・・ハァ・・な、ハァ、なんでハァ、追って、ハァ来るのよ。ハァハァ。』
 【息が苦しいのか?じゃぁ。】
 『うっ・・・・・・・』
 拓人は綾歌を鳥居の柱に押し付け、大きく息を吸い込むと、綾歌の唇に覆い被せるように唇を押し付け、息を吹き込んだ。
 『な、なにす・・』
 【黙って。】
 一度唇を離した拓人が綾歌にkissをした。綾歌は始め抵抗しようとしたが、抗議の声を遮られ強引に唇を奪われてしまう。
 『うっんん』
 綾歌を抱き締める拓人の腕に力が加わる。
 息苦しくなった綾歌が口を開く。滑り込むように拓人の舌が侵入して来た。
 友達のkiss話で、男性が舌を絡めて来る口技が有る事は知っていた。話を聞いた時にはおぞましいだけだったのに、いざ自分がされている事が、そんなに嫌な気分ではなかった。おずおずと舌を伸ばした。
 忽ち拓人の舌に絡め取られ、舐られる。
 『ふぅん。』
 鼻から甘えた音が洩れる。ダランと下げていた腕を拓人の背中に回す。大きくて広い背中に回り切らない。肩甲骨を抱きかかえる様な恰好でギュッと力を入れる。
 もっと強い力で拓人に抱かれ、綾歌は頭の中が霞が掛かったようにボーっと惚ける。
 あぁ・・拓人・・うぅん・・拓人・・・嬉しい・・・

 拓人が窓の傍に立ち夜景を見ている。
 光の洪水が瞬き窓一面をシアタースクリーンの様に輝かせている。拓人の顔も輝いては暗く、暗くなって輝く。光彩が拓人を包む。優しい顔が厳しさを漂わせ光を見詰めている。
 綾歌はそんな拓人の背中を見つめいきなり抱き付いた。
 【どうした?綾歌。】
 『ううん、何でも無いの。』
 【何か有るんだろう?】
 『・・・拓人が。。拓人の背中に・・翼が・・見えた。・・飛んで行ってしまいそうで、思わず抱きついちゃった。』
 カラダを廻し綾歌を見つめ拓人が言う。
 【どこへも行かない。約束する。】
 『本当に本当だよ。二人だけのpromiseだからね、拓人。』
 【あぁ、そうさ。・・・・綾歌・・寝ようか?】
 『ダ・ァ・メ・ェ!駄目だよ拓人。』
 【そんなぁ~~綾歌ぁ・・】
 『お姫様抱っこして!ちゃんとベッドまで運んでね☆』


【プリムローズ】(12)

 詩織は吸い寄せられるようにノロノロと、ベスの隣の床に跪く。
 緩慢な動作で床に両手を付き頭を下げ出す。
 その動きは、したくない事を強制され嫌々ながらする動きに似ている。
 詩織の目には昔の指導者が目の前に居るように写っている。耳元で指導者が叫んでいる。
 《ほら、お前ノロノロするんじゃない。さっさと言われたとおりに動きなさい。こんなボールも打ち返せないの?次のボールを取れなかったら、罰として尻叩きだよ。》
 現実の指導者はこんな事は言わなかった。言わなかった。・・・言わなかった筈。言わなかった筈だけど・・・
 ビシィ・・詩織の耳にベルトの打嫡音とベスの呻き声が聞こえた。
 あぁ・・お尻を叩かれている。・・・罰を受けてるいのね?・・・罰・・・お尻を叩かれる。私もなの。あぁ・・・罰を受けなくちゃ。
 詩織の背中が弓なりに反り、お尻を高く掲げるポーズを取っていた。
 その姿をベスは一瞬だけ睨みつけ、諦めの表情を浮かべる。その心の中にライバルの出現に激しい嫉妬と、嫉妬しても無駄だと言う諦念が渦巻いていた。
 Masterは好きなように振舞うだろう。自分が哀願して彼女を可愛がらないでと叫んでもmasterがそれを聞き入れる筈が無い事をベスは知っている。
 Slaveはmasterに何かをお願いしても無駄なのだ。slaveはただmasterが悦ぶことを己の悦びと感じなければその資格を失うのだ。
 masterに見捨てられたslave程惨めなものは無い。切れた凧のようにさ迷い堕ちて行くだけなのだ。
 『コーチ、お願い。詩織にも罰を。』
 詩織は現実と空想の区別が付かない妄想の世界に居た。
 いま横で別の子がコーチの罰を受けている。この人は罰を受けて悦んでいる。なぜ?
 痛いのでしょう?痛いわよね。でも、この人は悦びに打ち震え声を張り上げている。どうしてなの?あぁ・・私も知りたい。はやく、早く。教えてコーチ!
 『コーチ、お願い!』
 『コーチじゃないわ。masterよ。』
 隣の女が叫んでいる。Master?コーチじゃないの?
 コーチもくれなかった悦びを、masterはくれるの?
『master more。More。please。please Fuck me master。』
 白人女性がねだっている。悦びが頂点に達したのだろうか?セックスして貰いたがっている。
 『master 嵌めて、ベスを串刺しにして。ください、masterの硬いオチン○ンをベスのオマ○コに下さい。』
 白人女性はベス・・・・ベスなの・・・・ここはどこ?
 だんだん意識が覚醒してくる。ベスの横でお尻を高く掲げ左右に振っている自分を自覚した。
 『恥ずかしい。こんな・・・こんなこと。・・・私が・・しているの?』
 恥ずかしい格好を曝している自分が信じられない。
 横のベスを盗み見る。・・・・私の方を見ようともしていない。
 オジサンは?・・・首を曲げ脇の下から様子を窺う。
 オジサンもベスのお尻に齧りついて、私の方など見てくれない。どうして?こんなに若い子が、形の良いお尻と女を曝しているのにオジサンは見てくれないの?
 二人の激しい息遣いが耳に衝く。この孤独感が嫌!
 私を見て! 私を打って! オジサン・・・マ、master・・・ご主人様・・・あぁ。・・駄目よ。私はミストレス・・対等のパートナーなのよ。あぁん・・いやぁ・・ベスを可愛がるのは嫌。私も可愛がって・・
 『ご。ご主人様・・ゼロ様・・詩織にも・・詩織も愛して。・・・ベスに嫉妬する詩織を罰して下さい。打って下さい。』
 オジサンがベスのお尻の間から顔を上げる。
 オジサンは何時ものオジサンだ。殊更怖い顔も、激しい事もしていない。ただベルトでベスを打っただけ。
 でもそのオジサンの目を見ると、逆らい難い。自然と頭を垂れてしまう。
 ミストレスの事はどうでも良い。あの目に見詰められると私は・・・オジサンに傅きたくなる。
これで良いんだ。ずっと夢見てたのはこれなのだ。
 現実がすぐそこまで近付いている。・・・オジサンがベルトを振り被っている。
 来る!・・・バシッ・・・
 『ヒィィイ。・・・あぁ・・ゼロさ・・ま・・あ・・』
 お尻がジンジン痛む。ベスの時より加減をしてくれている。それが悔しい。
 ベスはもっと強く叩かれても悦ぶのに、私はまだ駄目。これ以上は耐えられそうも無い。それが悔しい。
 オジサンはベスに挿入し腰を振りながら私を叩いている。私が叩かれる度にベスが喘ぐ。
 叩かれる間隔が段々短くなる。ベスの喘ぎも激しく、短いモノになる。
 『アッ・・ハァ・・ハァ・・ハヒィ・・オウ・・yes・・ヒッ・・ヒィ・・yes』
 またベスとシンクロする。オジサンに入れられながら叩かれて、喘いでいる。
 『come come 来る…来る・・来ちゃう。Master オウ!come・・・』
 『あぁぁぁぁ・・』
 ベスが達すると同時に私も軽くイってしまった。
火の出るように熱く痛むお尻を、オジサンに向けて突き出し、足を少し開いた。
 オジサンに詩織のオマ○コ見て欲しい。一杯濡れたオマ○コ。オジサンに見せたいの。
 オジサンに苛められて、悦んで濡らしている詩織を見せたいの。
 オジサンの指が私の尻を左右に開く。
 あん、やっぱり恥ずかしい。全部見られてる。 
 『ひやっ・・・あん・・舐めちゃダメェ・・汚いよぉ・・あぁ・・いや・・舐めて、舐めて。あぁん、噛んじゃ嫌ぁ。』
 詩織のオマ○コはぷっくり充血してビラビラも厚くなっている。爆ぜたクリトリスが小指大にまでなっている。
 夜は長い。これからオジサンにまた抱かれるのだろうか?
 あぁ・・入って来る。・・・オジサンのオチン○ン、まだ硬い。あぁ・・


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地域:関東地方
動機:gooで削除されたので。
一応フィクションとしてますが、ナイショ
写真は・・・・いけないんだぁ

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