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【like an angel of the devil】(1)~鈴の場合~

今夜は円と花梨の結婚祝いの酒宴
 4人は何時ものようにbarに寄る。
 鈴は複雑な顔で、円をからかうマスターの横顔を見詰める。
 「マスター。マンハッタン」
 ついに声を掛けてしまう。
 元々この店は私が最初に見つけた店だ。
 大学のサークルの大先輩の店。
 本当はオーナーと呼ぶのが筋なのだろうが、私達はマスターと呼ぶ。
 お金が無くなると此処に転がりこんでしまう。
 「鈴、これ運んで。」
 マスターは私達が居ると遠慮なくこき使う。
 「ほれ、鈴の好きなマンハッタン。」
 必ずマスターは用事を頼んだ後にこのお酒をサーブしてくれる。
 
 「マンハッタンって都市の名前がそのまま付いているのね。レシピ教えて。」
 【バーボン、スィートベルモット、アロマティックビター、これをステアしてマラスキーノチェリーをカクテルピンで刺してグラスの底に沈めて終わり。】
 【何故このお酒を鈴に出すか?だって、マンハッタンってネイテブの言葉で『酔っ払い』と言うからさ。】
 「べぇ~だ。酔っ払いじゃないですよぉ。」
 マスターは何時も私をからかう。
 
 「マスター私就職が決まったよ。」
 目の前にブルームーンが置かれた。
 【おめでとう、鈴。いや、これからは鈴さんと呼ばないといけないな。】
 青い月が私の瞳を写しだす。
 「綺麗な淡い紫色のカクテル。レシピはマスター?」
 【シン、スミレのリキュール「パルフェタムール」レモンジュースを使用します。】
 中甘口のショートカクテル。
 「美味しい。」
 マスターがニヤリと笑う。
 何か裏が有る。マスターの笑いには皮肉が付き纏う。
 「あ~何かあるぅ。」
 【Once in a Blue moon 極めて稀な事を意味する言葉です。鈴の就職は極めて稀な珍しい事。だからブルームーン。】
 「ひど~い。」
 マスターが声にならない笑いを堪えて身悶える。
 【社会人になった鈴さんを早く見たいな。】
 
 入社式、同期は15人女性は私を含め4人。
 円、花梨、瑠奈
 みんな直ぐに打ち解けた。
 歓迎会・・・全体で軽い立食パーティー形式で行われた。
 「う~ん、物足りないよねぇ。」と円
 「もう一杯欲しいなぁ。」花梨も言う。
 「誰か二次会場に適当なところ知らない?」瑠奈も言う。
 (2次会ねぇ。あまり教えたくないけどなぁ。・・・かと言って・・・)
 「しょうがないなぁ~。私のテリトリー荒らさないでよね。」
 3人を案内して店の前に立つ。
 「ねぇねぇ、鈴。なんか、渋くてステキな所じゃない。何で知っているの?」
 「内緒、さっ入ろう。」
 【いらっしゃいませ。】
 マスターの声が響く。
 スツールに座るや否やカクテルが4人の目の前に現れた。
 目に染みいる様な深い赤
 【チェリーブロッサムです。】
 「まだ頼んでいないのに?」
 【最初の一杯は店からの奢りです。召し上がって下さい。】
 「じゃ、遠慮なく。せ~の、乾杯!」
瑠奈勢いよく掛け声を放つ。
【皆さん鈴さんのお友達ですか?】
 マスターが尋ねる。
 「ええ、職場が同じですの。」
 「そー、なんかウマが合うのよねぇ。」
 「所でマスター、お店の名前ですけど・・・」
 【あぁ、私はマドンナのファンで、そこから付けました。と言っても1曲だけのファンですけど。】 
 (え?知らなかった。4年も通っていて知らないなんて・・・)
 【どうぞ】
 次にサーブされたのは、ペパーミントグリーンのお酒。グラスの底にはレッドチェリー、グラスの淵には白い砂糖。
 【青い珊瑚礁です。】
 「・・・・マスター聖子ちゃんのファン?」と瑠奈が聞く。
 1杯目がチェリーブロッサムで今度が青い珊瑚礁・・・ベタだマスター・・
 鈴は我が事のように赤くなる。


 「ねえ、鈴。」
 「鈴?鈴?」
花梨が呼んでいる。
 目の前のカウンターにはスカーレット・レディ
・・・・・・・・
・・・・・・
あれは4年前の光景・・・・・
 そっかぁ・・
 この店には私の8年間が在る。愉しい4年と苦しい4年。


【like an angel of the devil】(7)~円の場合~

「ねぇ」
 円はマスターの唇からホープスーパーライトを取り上げる。
  
 「ん?」
 「・・・・どうして抱いたの?」
 「そうだなぁ、強いて言えば・・・・・・君が求めているから、俺が抱きたいから」
 「・・・・私が?・・・求めている?」
 「・・・訂正。・・・俺が抱きたいだけか・・・」
 マスターはそう答えると煙草に火を付けて深く吸い込む。
 吐き出した煙は白い筋になり、窓の外に消えて行く。
 窓の外は白々と明かりが拡がっていた。
 午前4時・・・
 マスターがクローゼットの扉を開けた。
 下段の引き出しから真新しいシーツを取り出し、円に手渡す。
 「シャワーを浴びて来る。取り替えておいてくれ。」
 
 「・・・・本当にもう男の人って・・・」
 肌を合わせると男は皆、この女はもう俺のモノ、と思うのかしら?
 遠慮が無くなるモノらしい。
 仕方が無くシーツを拡げる。だって、汗臭いシーツは厭だから。
 浴室からシャワーの音が微かに聞こえる。
 身体に纏う汗が気になる。
 (あ~私も早く浴びたい。)
 ドアに手を掛けていた。音も無く開け中に素早く入り込む。
 マスターは髪の毛をシャンプーしている。
 そっと近づく。目を瞑っているから私に気が付かない。
 マスターはこちらに背を向け立ったままシャンプーしている。
 髪の毛を掻き回す度に身体が揺れる。
 マスターのオチン○ンも揺れる。
 (ふふっ、男の人のって・・・何か間抜け!)
 キュぅ
 「え?なんだ?」
 マスターが慌てる。
 そりゃあ、大事な息子が・・
 ギュぅ・・・
 「おゎ」
 握った手に力を込める。もう片方の手を添える。
 マスターの亀頭を包むようにニギニギする。
 茎の部分は絞る様に刺激を与え、亀頭は触れるか触れないかの微妙なタッチで摩る。
 「こ、こら!」
 ボディーソープを手の平に掬いマスターの男に塗す。
 滑りの良くなった胴を上下に扱く。
「ひぁ」
 シャワーの湯が頭上から降って来る。泡まみれの湯が澄んだ湯に代わって行く。
 シャワーのノズルが向きを変え私の頭から全身に掛けられる。
 逃れようとする私をノズルは外さない。
 「ちょっ、やめて、もうヤメ」
 湯の奔流は止まり顎が掴まれた。上向きにされた途端にマスターの分厚い唇が降って来る。
 「んんっん」
 
 チャポ~ン。
 浴槽は畳み1畳分は有る。二人が入っても少し余裕が有る。
 円は背中をマスターに預け寛ぐ。
 円の首筋をマスターの舌が這う。
 「あぁあん、あんあん」
 円の声にエコーが掛かっている。
 
 「お腹空いたろう?」
 風呂から上がったマスターが冷蔵庫を開けて、円に言う。
 「うん」
 
 ジュゥー、パチパチ
 油の爆ぜる音が響く。フライパンにはベーコンが敷かれている。
 マスターはアルコールランプの火を付ける。
 フラスコの水が小さな気泡を湛え揺らいでいる。
  「何個?」
 卵の数を聞かれたのだ。
 「1個」
 ジジュウ・・・ 卵の焼ける匂い。
 マスターはスプーンでベーコンの油を掬い卵の黄身に掛ける。何度も何度も。
 「マスターったら、ここでもマーロウなのね?」
 「このやり方しか知らなくてね。」
 フラスコの湯がロートに吸い込まれて行く。
 全てが上がりきった。マスターは竹のへらで軽く掻き回す。
 アルコールランプを脇にどかし蓋をして火を消す。消した後一度蓋を開け直ぐに閉める。
 ロートのコーヒーがフィルターを通してフラスコに降りて来た。
 
 「運んで。」
 マスターが2枚の皿を円に差し出す。
 コーヒーのマグはマスターが運ぶ。
 シルクスクリーンの下がテーブル代りの床。
 床に直置きの皿が2枚とマグ
 「どうぞ」
 そう言うとマスターはコーヒーを口に含んだ。
 「やっぱり、ベーコンエッグはこの作り方に限る。」
 マスターの言葉に円が反応する。
 「朝食は何時もこれなの?」
 「ああ、同じだ。」
 「偶には別の食べ物を食べたいと思はないの?」
 「俺は臆病でね。変ると怖いんだ。」
 笑いながらマスターが答える。
 「1人で居るのも?」
 「そう。俺には女性を抱く事は出来ても、女性を愛する事は出来ない。フレンドにはなれても恋人・夫婦にはなれないよ。」
 「寂しくない?」
 「淋しいさ。・・・だから人肌が恋しいんだ。」
 「・・・・どうするの?私を?」
 「どうもしない。これからも今まで通り。」
 「・・・逃がした魚は大きいわよ。」
 「また、釣るさ。」
 「ふ~ん。来るものは拒まず去るモノは追わず・・・・か。」 
 
 円が一口食べる。カリカリのベーコンにサニーサイドアップ
 
 身繕いをした円が立ち上がる。
 窓際でホープスーパーライトを咥えるマスターに近づく。
 煙草を取り上げ口づけする。
 「帰ります。」
 そう告げると円は玄関に向かって足を進める。
 マスターは円を見ずに、紫煙を吐き出す。
 
 円が立ち止まる。振り返ると、スクリーンのモンローがスカートの裾を押さえている。
 「・・・鍵・・・カギよ・」
 マスターの手が振られる。
 ガチャン  目測を誤った鍵が玄関のドアに当たり落ちる。
「電話するわ。」
言い残して円が立ち去る。
 
 円は結婚し退職した。3人の友人と中々逢えない。
 何時しかテレビ塔の近くのマンションのドアを開けて中に入っていた。
 モンローが微笑む。
 アイリッシュ・ウィスキーの酒精を解き放つ。
 
 携帯が鳴る。
 「後1分」
 急いで玄関に向かう。
 着いたと同時に玄関のドアが開く。
 円が囁く。
 【ようこそ。like an angel of the devilへ。】


【like an angel of the devil】(6)~円の場合~

 淫唇に熱いモノが押し当てられた。
 (・・あぁ・・いよいよ・・・)
 円はやっと求めていたものが与えられると思った。
 
 しかしそれ以上の動きは無かった。
 淫唇に宛がわれたモノは全く動かない。
 円の淫唇と窒口だけがヌメヌメとした動きを見せる。
 マスターのモノを飲み込もうと唇をパクパクさせる・・・そんな気がするほど淫唇が蠢いている。
 熱い果汁も溢れる位、淫唇から漏れている。
 (・・お願い・・・は、はやく・・・)
 (・・意地悪しないで・・・)
 それは唐突に淫唇から離された。

 円の耳にクチュクチュ卑猥な音が聞こえている。
 円の女が奏でるいやらしい音色。

 膣中の壁が掻き擦られ押し広げられる。
 「あぁあん・・・あぁつあぁつ・・・あぁ・・」
 絶え間なく漏れる声。 
 スーと膣中の圧迫感が遠のいてしまう。
 「あぁ・・いやっ・・・だめっ・・・」
 マスターの指が消えて行く。
 円の女は逃すまいと無意識に膣を窄めた。
 
 (いやっ・・・また・・・・ヤァ・・ヤァ・・・)
 円の身体は限界を超えてしまっている。
 彼とのセックスではこんな事は一度も経験した事が無い。
 
 (限界よぉ・・・Bさんゴメンね・・)
 円は心の中で婚約者に詫びた。
 先程まで頭の隅に追いやっていた彼。
 唐突に思い出して唐突に詫びる。

 「・・・・して・・・ください。・・・」
 円は薄らと目を開けてマスターを見上げる。
 マスターはニコリともせずに円を見下ろしたままだった。
 その顔がだんだん近づいてきた様な気がした。
 いや違う。
 近づいて来たのだった。
 円の唇が塞がれ、マスターの舌が円の歯茎を舐める。
 大量の唾液が流し込まれる。
 コクリ   円の喉が鳴る。
 円は躊躇いもせずに、マスターの流し込む唾液を嚥下した。
 乳房をギュっと掴まれ揉まれる。
 片方の手は額から下に髪を滑らせ撫でられている。
 マスターの熱いモノが還って来た。
  淫唇に宛がわれたモノははち切れんばかりに膨らんでいる。
 (あぁ・・やっと・・・)
 マスターのモノが少しずつ円の膣中(なか)に押し入って来る。
 押しては引き、引いては押す。
 動きは緩慢な程である。
 ・・・彼なら・・・直ぐに挿入する筈である。
 しかし、マスターは苛立つ程緩慢な動きしかしない。
 「あぁっ・・・もっと・・・」
 思わず催促の声が上がる。
 
 何故マスターの動きが緩慢だったのか。
 円は直ぐに思い知らされた。
 (え?)
 明らかに彼と違う・・・
 マスターのモノは亀頭の張りを過ぎた所で盛り上がり円の壁を拡げた。
 節くれだった樹の瘤を想わせる形状・・・・・
 ごつごつとした感触。
 「ひっ」
 「あう・・あぁ・・・きつい・・」
 圧倒的な膨張感。
 円の膣壁はマスターのモノによって隙間なく塞がれ、狭い通路を無理やり押し広げられる。
 「ふっふぅ・・はっ・・・はっぁ」
 少し痛みが和らぐ。
 多分・・・・出産の時に行う呼吸の様に短く、吐き出すような息遣い。
 マスターは急がない、ゆっくりと馴染ませるようにゆっくりと押し入って来る。
 「うぅぅ」
 円が低く呻いた。 円の秘宮のドアが叩かれたから。
 (うそ?)
 円は信じられない。彼とのセックスでは一度も無い事で有る。
 (あぁ・・・恐い・・・)
 何処までも貫かれる恐怖・・・
 円は知らない。マスターが人並み外れているのではない。自身のカラダが起こしている現象を・・・
 円の身体はマスターによって散々焦らされ、果実で言えば熟して落ちる寸前まで追い込まれていた。
 成熟した女性として、自然の変化で円の子宮が受精の為に降りて来ていたのである。
 ほんの少しの位置の違い。
 小さな違いでも身体は敏感だ。
 「あっあっあ」
 「はぁはぁはぁ、あっあっあ、あうぅ、ああ」
 「あぃやぁ・・あっあ」
 「ふぅんあぁ」 
 「ひぃあぁ、ああ」
 室内に円の呻き声が響く。
 マスターは相変わらず緩慢な動きで円の膣中を往復する。
 決まった動きでは無く不規則な抽送。
 その間にも片手で髪を撫でられていた、
 慈しむように愛でるように・・・
 恐怖は既に過去のものとなり、身体の奥深くから漣の様に快感が拡がりを見せる。
 「うぅぅ、はぁぁ、ぅぅ」
 漏れ聞こえる呻き声は意味をなさない。
 「あー、あーっあん、あー」
 円の声が少しづつ大きく高くなる。
 マスターの動きが段々速く大きくなる。
 円の全身が汗でビショビショに濡れていた。
 マスターと接している肌が高熱を発している。
 「あぅああ、あうん。」
 いきなり円のカラダが引っ繰り返される。
 お尻に熱いモノが当たる。 尻肉を左右に開かれ円の女が晒される。
 マスターの身体が蔽い被さる。
 後ろから貫かれている。マスターの両手が脇から潜り込んでくる。
 乳房が揉まれ乳首が潰される。
 「あうぅ、あっあっ、あー」
 マスターの腰がお尻に当たり音を立てる。
 耳朶を甘噛みされた。
 「ふぅん、はぁ~」
 40男の執拗な愛撫に円のカラダは蕩々に溶け出してしまう。
 フワッ・・・・
 円の上半身がベッドから離れて行く。
 掴まれた腰が上がる。
 バランスを取る為咄嗟に両手で支える。
 「あぁいやぁ恥ずかしい・・・」
 四つん這いの格好でマスターに貫かれている。 尻朶を高く掲げさせられている。
 マスターの手が伸び、後髪が束ねられ引かれる。
 カウボーイに御せられる裸馬の様に・・・・・・
 「ああああぁ」
 (あぁこんな格好なんて・・・恥ずかしい・・・こんな・・・こんな)
 彼は決して円をこの様に扱わない。
 (マスターは・・・私の事・・・)
 次から次へと襲ってくる快感の波の狭間で円は途切れ途切れに思考する。
 愛している訳ではない。
 マスターも私を愛している訳でもないだろう。
 玩具・・・
 (まさか・・・そんな・・・)
 一夜限りのアバンチュール。
 その筈である。円もそう思っている。それでも愛情の欠片が欲しい。
 今だけはこの瞬間、円はマスターの・・・
 後が続かない。考えてはいけない。


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プロフィール

HIRO(S)

Author:HIRO(S)
HN:HIRO(S)
年齢:秘密
性別:秘密
地域:関東地方
動機:gooで削除されたので。
一応フィクションとしてますが、ナイショ
写真は・・・・いけないんだぁ

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