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Angélique【2】

『・・・と言う訳でぇ。』
 彼女は日本語が堪能だった。時々おかしな発音をするけどね。
 初対面の後、酒宴が始まった。
 最初はビールで乾杯。
 『ヒロ(発音しにくいのでヒロと省略する事に決定。)のことは、ダーリンに聞いている。どんな弟か昼間確かめたのよ。』
 知っていたのか。それで印象はどうだったのかな。
 『ヒロってダーリンから聞いていた通り可愛い弟君だったわ。』
 ヤバいぞ。兄貴がお・れ・の事を話したとしたら・・・・
 『頬もツルツルだし、口唇も美味し~ィし。』
 あれ?彼女さん。瞳がトロ~ンとして居るぜ。
 飲み物はビールからワイン、ワインからラム、ラムからジンと移り変わり今は日本酒を飲んでいた。
 それまでほんのり赤みが差すだけだったアンジェリーク。
 流石に外国人は酒が強いなぁ。と感心していた俺。妙に色っぽくなった彼女にドキドキだよ。
 ・・・携帯が鳴った。兄貴からだ。
 『さっき言い忘れた。彼女は酒が強い。多分飲み会になっている筈だな。でもな、日本酒だけは違う。強烈に効いて酔っ払う。・・じゃあな、行ってくる。』
 (早く言えよぉ。)
 その時両手で顔を包み込まれグイッと捩じられ引き寄せられた。
 『フゥ~ン、可愛い~ィのヒロ。』
 またディープなキスを。
 (うわぁ舌を入れるな。・・・彼女さん、ヤバいって。)
 口腔を掻き回される。歯茎を舌が刺激してくる。
 (うゎ~マジやばい。彼女さん歯茎を舐めないでぇ。・・・レロレロすんなぁ。)
 俺の心の中の叫びも虚しく彼女の舌は縦横無尽に口腔を蹂躙している。
 彼女の唇が一瞬離れた。
 【ちょっ、・・さん。・・・アンジェリーク。・・え?・・】
 彼女の上体がテーブルに突っ伏す。微かに寝息・・・
 【・・なんだよぉ。酔っ払って寝たのかよ。】
 彼女はスウスウ寝息を立ててしまっていた。
 【しょうがないなぁ・・・風邪引くよ、彼女さん。】
 ヒロシが肩を揺り動かしてもアンジェリークは起きない。
 【お~い、彼女さん。・・・・仕方が無い・・運ぶか・・】
 ヒロシは正体が無く眠るアンジェリークを抱き抱える。
 【うっ、・・重いぜ。・・・彼女さん、身長有るからな・・うんしょ、うんしょ。】
 幾つかの部屋のドアを開けてやっとベッドルームを探し当てた。
 ベッドにそっと下ろし踵を返そうとした。だが、彼女の服装に皺が寄っているのが目に付いてしまう。
  どうすっかぁ・・・
 ・・・しょうがないよな・・彼女さんゴメン。
 数瞬だけ思考を巡らせたヒロシはワンピースの背中のホックを外す。
 左右の腕をそれぞれ持ち上げてワンピースの肩から脱がす。
 圧倒的なボリューム。
 綺麗に刺繍された薄いピンク色の下着がヒロシの目に飛び込んで来た。
 (うっ。刺激が強すぎるぜ。・・・頑張れ理性。・・・負けるな俺。)
 何とか脱がし腰の辺りまでずり下げて来る事が出来た。
 (・・・くっ、くっそう何でこんなに張っているんだ。)
 腰の辺りがキチキチで容易に降りてくれない。更に追い打ちを掛けるようにショーツの感触がヒロシを襲う。
 (つぁあ。・・・)
 身体の前からだと中々ワンピースが脱げてくれない事に気が付く。
 ヒロシは彼女の背中の下に片腕を潜り込ませ少し位置をずらした。
 潜り込ませた腕で反対側の腕も掴む。膝の下にも腕を入れる。
 (・・そっとだ。・・そっと。)
 ヒロシは自分に言い聞かせながら、彼女の肢体を裏返す。
 (ふぅ~。)
 一息付くと徐に臀部から脱がしを再開する。
 意外とあっさり太腿付近まで引き下ろせた。
 後は一気に脱がすだけだ。すらりとした美脚がヒロシの目を侵す。
 【やった。】
 ワンピースを脱がし終えた時思わずガッツポーズをしてしまうヒロシであった。
 ハンガーに彼女のワンピースを掛け、今度こそ部屋を後にしようと思った。
 『・・・く、くるしい。』
 彼女が寝返りを打つ。
 (え?アンジェさん。・・)
 アンジェリークが気分でも悪いのか、自分の胸元を擦る。
 (ブラがキツイのかなぁ。・・・有ると寝難いよな。・・これも彼女さんの為だ。)
 ヒロシは自分勝手に解釈して、背中のホッックも外す。
 肩ひもを外せば簡単だ。
 ・・・・甘かった。
 そこには彼女の長い腕と言う障壁が存在していた。
 彼女の両腕をなるべく広がらないように真っ直ぐ前に伸ばさ無ければならない。
 ヒロシはベッドに昇り彼女の身体を跨ぐような位置取りをした。
 片腕を彼女の顔の横に突く。ヒロシはアンジェの上で四つん這いの姿勢を取り、少しずつ身体を下げて・・・身体に触れんばかりに被せて行く。
 (くぅ。傍から見たら危ないシュチュエーションだよなぁ。・・・彼女に覆い被さる様な格好。あ~ドキドキしてきた。)
 グニャリとしたアンジェの腕を自分の肩に掛ける。
 無意識に彼女の腕がヒロシの頸に巻き付く。
 今だ。ヒロシは彼女のブラを外した。
 首に巻かれた腕を振りほどき腕から肩ヒモを抜く。
 
 (き・・・綺麗だ。)
 大きいのに型崩れせず上向く双丘。 透き通るような肌。
 噎せかえるような女臭が双丘から立ち込めヒロシの鼻を擽る。
 クラクラと眩暈が生じる。
 『ふぅ~ん。』
 彼女があげる鼻声が耳元まで届く。
 ヒロシは身動きが取れない。
 彼女の傍から離れがたい。このまま何も考えず乳房に武者ぶり付きたい。
 湧き上がる劣情に理性が吹き飛びそうだ。
 (あにき~。・・・・マジ・・飛びそうだぁ。)
 何とか毛布を彼女に掛け部屋を出る。 
 【はぁ~】

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動機:gooで削除されたので。
一応フィクションとしてますが、ナイショ
写真は・・・・いけないんだぁ

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