【妻の秘密・義妹の秘密】(34)

 【あの人】は・・・真樹だった。
 主人には絶対言えない忌むべき過去。
 男性を愛し処女を捧げたのなら・・・その名を躊躇しつつも主人に告げることが出来たかもしれない。
 薫の処女は真樹様に捧げ、以来3年の間調教されていた、と告げることは出来なかった。
 いつしか後悔も薄れ女性に愛され、女性を愛したことを不思議な事だとは感じなくなった自分。
 男性に言い寄られ、カラダに触れられた時の不快感、嫌悪感。
 カラダのラインを視姦されるおぞましさ・・・真樹様に慣らされた心と体は、最初からレズだったと、薫に刷り込まれた。
 そんなある日、何時もの様に真樹様に呼び出され赴いた映画館に、主人は立っていた。
 遠慮なく私を見る目・・・普通の男はあからさまに自分を見るようなことはしない。どこかで必ず目を逸らす・・・・主人は違った。
 正面から堂々と、何の衒いも無く、つい見つめた。と言ってのけた。
 真樹様の命令で主人と結婚しなければならなくなった。
 結婚生活・・・新婚の時毎晩のようにカラダを求められ嫌悪と共に別の感情が有った事が今になって気付かされた。
 自分の体・・・真樹様のモノとなった体を好いようにされる嫌悪と憎い男に蹂躙され征服される背徳。
 毎晩のように、日に何度と無く、注がれる白い汚濁液・・・青臭い液体の匂いを嗅ぐと妖しいまでに感じてしまう。その事を認めたくない心・・・真樹様に知られたくない心。
 たった1枚に紙切れに縛られる心とカラダ。
 その結果の身体の変調と体型の変化。
 中から突き上げる生命の息吹・・・・日増しに母になっていく心の準備・・・
 嫌悪が無くなり小さな快感を貪りやがて身重になった。
 自分の変化に戸惑い、真樹様を裏切っていく心と芽生えてくる主人への愛情。
 バランスが崩れ逆転していく心が、天使の魂によって決定付けられた。
 ベッドの脇で小さな身体を横たえ、起きている時には絶えず手足を動かし、声のするほうへ必死に見えない目を向ける・・・彩・・・
 スヤスヤと眠り小さな身体を無防備に晒す彩。
 出産の痛みと共に産褥物として真樹の事は過去の秘め事として封印した。
 主人と彩のためよき妻よき母になる決心を固めた日
 晴れ晴れとした顔は彩香にも察知されたらしい。
 同時に主人に言えない罪の意識が薫の心を縛り、夫から愛される機会を奪っていった。
 それがまた夫を苦しめている事を承知しながら・・・


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写真は・・・・いけないんだぁ

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