【妻の秘密・義妹の秘密】(36)

 それまでずっと黙って聞いていた彩香が話し出した。
 『お姉ちゃん、今は何を言ってもお義兄さんには言い訳にしか聞こえないわ。少し別れて暮らしてお互い冷静になれば話しが出来るんじゃない?』
 『イヤよ、別居したらそのまま離婚されてしまう。犯した過ちは消せないけど、愛しているのは主人だけなの』
 『勝手なこと言わないで。お義兄さんが可哀そうだわ。彩の面倒とお義兄さんの面倒は私が見ます。お姉ちゃんは【あの人】と暮らせば良いわ。』
 『ヒドイ!彩香、なんて事言うの。』
 『だってそうでしょう?【あの人】が誰か教えられないのは、相手を庇っているからじゃない?不倫は法律違反なのよ。慰謝料の請求だってされるのよ。庇っているとしか思えないじゃない。』
 『・・・・・・』
 『ほら言えないじゃない。』
 『お姉ちゃんはどう償う積もりなの?ただ許してでは、お義兄さんもどうしようもないじゃない。お姉ちゃんが何を考え、どう行動したか。・・・はっきり言えば、お姉ちゃんの心とカラダを全部お義兄さんに話して・・・それから、お義兄さんが許してくれるかどうかが決まるんでしょう。・・・・』
 自分の言いたいことを代弁してくれているのは判るが、少々姉に厳しすぎる事に違和感を覚えた。
 しかし、今はその事を持ち出す気にはなれず、頭の中は妻の事ばかりだった。
 『・・・・あなたに知られるのが恥ずかしくて言えませんでした。あなたと離れたらもう私生きていけません。愛した男性はあなただけ・・・あなたしか愛する人は居ません、これだけは信じてください。』
 こう前置きをして、妻が話し出しました。
 『私が処女を捧げ調教を受けていたのは・・・男性では有りません、女性なんです。』
 「なに?」『え?』
 彩香と同時に呻いてしまった。
 「何だと?女性・・・薫はレズだったのか?」
 『・・・・結果的にはそうです。【あの人】は女性です。・・・』
 ずっと男だと思っていたのに、女だったとは・・・
 まず最初に感じたのは、矛盾しているが男じゃなくて良かった。・・・他の男に妻を汚されていなかった、と言う安堵だった。
 次に意識の上に上ってきたのは、じゃあ、誰だ?考えられるのは・・・・まさか、真樹?
 彼女が今だ結婚せず独り者で居ることに、気が付いた。 彼女がレズビアンだったからに違いない。
 薫は女子高、女子大と女の園で生活していたから、元々女に抵抗が無かったかもしれない。それで「氷の女王」の異名を取る彼女に憧れを抱き、レズの関係になったと考えるのは、不自然じゃない。
 ソコまで考えて、晃一は重大な事に気が付いた。


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写真は・・・・いけないんだぁ

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