【妻の秘密・義妹の秘密2】(11)

 『わたしには・・もう、妻の座はないの・・有るのはご主人様の奴隷の身分・・それだけが縋れる唯一の居場所なの。その居場所を取らないで・・・私からご主人様を奪わないで。』
 どういう事だろう・・薫は私を罠に嵌めた・・復讐の為・・晃一様が復讐するのは自分の妻を愛しているから・・ではないのか?
 『ご主人様は彩香を妻に・・かおりちゃんを産ませたの。・・私は・・奴隷・・籍は入ったまま奴隷になったの。・・・そうしないと・・赦してもらえないと思って・・』
 『どうして?・・それでイイの?』
 間の抜けた質問をしてしまう。
 『お傍で仕えるだけで・・幸せなの』
 しかし、薫の涙は元に戻りたいと訴えていた。
 ズキン・・胸が痛む・・・
 今の自分に健気な薫の気持ちは辛い。
 自分もやっと、居場所を見つけたのに・・・ 今なら素直に言えるかもしれないのに・・・

『あなたを好きだった。女なのに女を好きになってしまった、そしてあなたに処女を捧げた・・紛れも無い事実でご主人様には本当に申し訳ないことをしたと思いますが、ご主人様と出会う前の事、後悔もいい訳も致しません。そのときは本当に真樹さん、あなたが好きだった。そしてあなたが望む事は何でも叶えたいといつも思っていたのも本当です。あなたがご主人様と付き合え、ご主人様と結婚しろ、ご主人様の子を産めと言われたので、そのとおりにしました。その頃にはあなたは私に何も言って下さらなくなった。真樹さん。あなたは私をどうしたかったのですか、私はあなたの言いつけを守ればあなたに愛してもらえると思っていました。好きでもない主人に、男に抱かれるのは虫唾が走るほど嫌でした。触られる度に鳥肌が立ち、震えが来ました。そのたびにあなたの顔を思い浮かべ我慢しました。私が我慢して主人に抱かれればあなたが喜んでくれる、それだけを心の支えにして身をゆだねたのです。主人の手が乳房を揉む、真樹さんの手触りといつも比べていました。真樹さんのキスと主人の口付けも、アソコを弄る無骨な指と繊細な指、挿入されるペニスと玩具の硬さの違い。全てが比較の対象でした。愛撫の長さ、性交時間の長短、ずっとずっと比べて、真樹さんを想っていました。それなのに・・あなたは結婚する少し前から連絡もくれなくなり・・子供を妊娠した時には、半ば諦めていました。もうこれで穢れてしまった私を真樹さんは愛してくれないのだと、そして妊娠した事によって主人とのセックスから解放される喜びに涙しました。
 主人に膣内射精をされる度に汚れていくのだとずっと思っていました。だから連絡くれないのだと。でもそれならどうして主人と結婚させたのか、疑問に思っていました。
 主人を毛嫌いしていたのは本当です。主人というより男に抱かれる事を毛嫌いしていたといった方が正しいかもしれません。それ以外の新婚生活はそれなりに楽しい事がありました。あなたを裏切るようで申し訳ないと想いながらも主人との生活は楽しかったのです。
 そして彩を出産する時に初めて主人の愛に気付きました。
 生まれたての彩を見て抱いていると、命の不思議さを実感します。男の精子と女の卵子この細胞が私の子宮で出会い着床し、へその緒で繋がった生命になる。
 彩がお腹の中で動きを見せるようになると母親になった悦びが胸を暖かくします。この子のためならどんな事もする覚悟、そんなようなものが徐々に沁み込んでくるのです。
 お腹を内側から蹴られる、ビックリしました。同時にあぁ、この子も生きているんだ。私と主人の結晶・・不意に心に影が差しました。本当の夫婦なら愛の結晶となる赤ちゃんが私の身勝手で産まれるのかと想うと罪悪感で・・そして誰よりも喜んでくれている主人に申し訳なくて、真樹さんとのこともそこで初めて異常な愛だったと気付きました。後悔しました。いえ、こんな私を妻にしてくれた主人に胸を張って愛していると告げられない事を、彩にあなたはパパとママが待ち望んでいた子よ、と胸を張って言えない事を。
 それに・・・真樹さんに調教され、男を知りカラダが・・疼くんです。妊娠したお腹に主人の手を当てて貰っていると、どうしようもなくアソコが疼くんです。主人のモノが欲しくて欲しくて・・今までそんなに感じなかったはずなのに・・妊娠してカラダが変わってしまった気がして・・はしたない女に思われたくなくて、出産してお医者様の許可が出ても、私から主人に抱いてとは言えなくて・・そのくせ主人に求められても、嬉しいのに抱いて欲しいのに嫌な振りして・・主人とのセックスが良くて抱かれれば直ぐに逝ってしまう敏感な体になっているのに、したくてしたくて堪らないのに、淫乱な女だと思われたくなくて、誰よりも愛している主人に嫌われたくなくて・・全てを隠して、全て私さえ黙っていれば上手く行くなんて、勝手に思い込んで。
 主人が求めてくれればくれるほど哀しくなる。そんな気持ちあなたに解る?
 それなのに・・・私は・・あなたに会いたいと言われて・・主人の代わりに行った東京で、あなたからの連絡に戸惑いながらも、無意識のうちに普段付けていない派手な下着に穿き替えて会いに行った。自宅に帰り主人に下着と下着についた恥ずかしいしみについて責められ、疑われ生きた心地がしなかった。
 妹がとまって行った夜、主人は私に向かって、何故自分が愛するように私が愛してくれないのか?浮気しているのか?それでも私を離したくないと言う。主人の苦悩や葛藤が逆に嬉しくてうれしくて、主人が豹変し、私を奴隷のように扱い、ご主人様になってくれるという言葉に狂喜して、従うと誓った。これで主人の苦悩も私の苦悩も解消され、見も心も主人に捧げられると悦んでいたのに。
 ホテルへの呼び出し、主人に何もかもバラスと脅され、どこか一片、持っていた真樹さんへの慕情も吹き飛んでしまった。
 もう、二度と主人を裏切れない、そう固く誓った私に惨い仕打ち。
 無理やり抱かれ、家に帰って主人と彩香の顔を見た瞬間終わったと思いました。
 何もかも無くしたと。
 でも、そんな私でさえ主人はなぜ?どうして?と責めてくれた。
 こんなどうしようもない女をまだ愛してくれているんだ。だから不義を責めるのね。そう思い込んで・・・綾香が私の代わりに主人に償うと・・彩香は処女を捧げた。
 その時、私は彩香の破瓜の血を浴び、妻の座は彩香に明け渡さなければならないのだと思い知らされました。
 でも、主人から離れたくなくて、少しでもお傍において欲しくて、奴隷の身分でもお傍に仕えられるだけで幸せだと感謝していたのです。
 例え主人の髪の毛一本でも与えて下さるのなら薫は・・幸せなんです。その奴隷の身分でさえ真樹さんあなたに奪われたら、もう生きていけない。
 取らないで、私からご主人様を奪わないで、ご主人様、ご主人様・・あなた・・薫を捨てないで。』
 何なの?薫。
 何だって言うの?そんなの・・あなたの独りよがりよ。
 私がどんな気持ちで晃一様にあなたを合わせたと思うの。


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