【妻の秘密・義妹の秘密2】(12)

 「二人ともそこまでにしておけ。」
 晃一が二人の話に割って入った。
 「薫・・・そこの物を取ってくれ。」
 晃一が指差したのは黄色いキャップのチューブだった。
 ラミネート製ではない硬質の感触があった。表面にはキシロカインゼリー、医療用局所麻酔薬だった。使い方の例としては尿道へのバルーン挿入時、鼻腔から胃へのチューブ挿管や座薬の挿入時に使う。これは晃一が受けた医療処置で実体験である。
 ただ今は尿道へのバルーン挿入にキシロカインゼリーを使わない医療機関が多いらしい、只の潤滑ゼリーで充分だそうだ。
晃一が胃潰瘍で入院した時に、胃に溜まる内容物・・主に胃液だろうが、その除去の為鼻から食道を経て胃に達する透明なチューブ・名称は良く判らないが、カテーテルとかいうものだろうか、挿入される時にガーゼの上にゼリーを盛り、カテーテルにまぶしながら入れられた。
 非常に苦しく痛い処置だった記憶が甦る。もしかしたら胃カメラにも使われるのかもしれない。
 座薬は、高熱を発し、氷嚢等でも下がらない熱を下げる為使用された。要するに肛門に挿入する物だ。これもガーゼにゼリーを盛り使う。
 ついでに、何故高熱が出たかと言うと、胃潰瘍で十二指腸との境に潰瘍が何度か出来て、治癒した跡が残る。これが狭い門となり胃から腸への道を塞ぐようになり、胃下垂も起こしていた。口からものを食べても胃に溜まり腸へは行かない状態・・これを解消する為絶食処置で胃の内容物を取り除き少しづつ胃の大きさを小さくする・・処置の一環で、絶食なので代わりにブドウ糖の点滴が必要になる。
 ところが、腕の血管はこの処置には細く高カロリーの輸液を入れることが出来ない。
 で、登場するのがIVHと言う方法。心臓に近い首や鎖骨の下にある中心静脈を利用する方法で高カロリーの栄養補給をする。この輸液だけで生きて行ける物だそうだ。
 しかし、同時に動脈も近くにあるので処置は医師しか行えないそして、挿入した後の管理に気を使う方法でもある。実際にここから菌が入ったのか高熱を発した訳で、座薬のお世話になる切っ掛けにもなった。お陰でキシロカインゼリーが肛門の痛みを抑えるのに使うという貴重な実例の体験者になった。(余談ここまで)

 「それも一緒に。」
 晃一が指示したのはローションのビンだった。
 薫は晃一の指示が何を意味するのか理解し、哀しげに目を伏せた。
 後ろ向きの真樹には晃一が何を求めて薫に指示したのか気付いていない。
 疼痛が肛門を今だ襲っているからだった。
 押し込もうとしている晃一の亀頭が真樹のアナルから離れた。
 ホッと息を付く真樹。
 『ひゃ・・な、なに?』
 キシロカインゼリーとローションが混ざった手製の潤滑剤の冷たい感触だった。
 ほんの少し、指の腹に乗るくらいの量、
 そのまま、指の腹で肛門の括約筋を解すような動きを見せる。
 ゆっくり円を描くように、肛門の淵にぴったり付け動かしている。
 5、6回指を廻すとまた少しローションを掬い真樹の肛門に塗る。晃一は何度もそれを繰り返す。
 括約筋は硬いままだった。それも計算の内だった。
 いくら肛門を解すと言っても、官能小説のように直ぐに解れるわけではない。
 肛門の括約筋は内肛門括約筋とそれを包むように取り巻いている外肛門括約筋とで構成されている。括約筋は環状の筋肉の事だ。
 脊髄神経に繋がっている外肛門括約筋は比較的容易に自分の意思で締めたり拡げたりすることができる。自律神経に繋がっている内肛門括約筋は簡単には行かない。
 指の腹で解すのは実はこの外肛門括約筋の事で指を挿入してからが内肛門括約筋に対する拡張訓練と言える。
 女性のカラダは、肛門括約筋と膣括約筋、尿道括約筋が繋がっている。その特徴を理解して慎重に物事を推し進めなければならない。
 乱暴に扱ったり、無知蒙昧な輩の無理解で環状の括約筋に裂傷を負い、人工肛門のお世話になる女性が居なければ良いが。
 ただし、それらを充分理解し、限界を知る者の手で開発されれば、新たな快楽が女性を虜にしてしまうだろう。
 晃一はインターネットで得た知識を駆使し、真樹の肛門をアナルセックスが可能なようにしようとしている。
 キシロカインは皮膚の表面より粘膜から吸収されやすい、つまり麻酔が効く。晃一はキシロカインゼリーの量を先程より少しだけ多めに指に塗り、肛門に挿した。そして腸腸壁越しに内肛門括約筋に浸透しやすいように指を捻って満遍なく塗りつけた。
 ただその量は加減している、大量に使えば良いと言う物ではない。局所麻酔とは言え間違えば呼吸困難を引き起こす事にもなりかねない。酸素吸入装置や蘇生器具が無い所で素人が安易に使う物ではない。アダルトショップでアナルセックス用に平気で売られていると聞くがやめた方が良い、昔付き合っていた看護婦今は看護師か・・に寝物語に聞いた事である。でもアダルトショップには流石にボスミンは無いだろうなぁ。
 少し間を置いてローションをタップリ指に付け、真樹の肛門に挿していく。
 そしてまた満遍なく直腸壁に塗りつける、第一関節、第二関節少しづつ深く差し入れゆっくり引き出す。この繰り返しを何度も何度も行う。
 『ぅぁあ・・』
 真樹の声色が少し変わった。
 指を引き抜く時にカギ型に少し曲げ引っ掻く様にしてから明らかに変わった。
 それまでの受け入れ難いものを我慢する時の声から、声に甘い響きが混じる。
 押し込むときよりも引き抜かれる時の方が声が大きい。
 『クゥぅ・・あん・・』
 晃一の顔が綻ぶ、しかし指の動きは変らない。掬っては塗り、掻き回し引き抜く。やがて指の根元まで真樹の肛門は晃一の指を飲み込んでいた。
 その状態になって初めて、晃一は二本目の指をアナルにあてた。そしてまた最初に戻り少しずつ肛門の拡張を図る。
 二本飲み込んだところで、小さなアナルプラグで真樹の肛門に栓をした。
 「初日はこんな物だろう。・・」
 真樹の肛門から引き抜いた指を少し空ろな目をした真樹に見せる。
 『いやぁ・・みないで・・汚いわ・・見せないで』
 綺麗に処置していない肛門に挿した指には、真樹の恥ずかしい汚物が少し付いていた。
 『お願いです・・恥ずかしい。』
 晃一は薫に始末を命じる。
 濡れたタオルで丁寧に綺麗にしていく。直ぐに綺麗になった,だが薫は辞めようとしない。
 その晃一の指に、そっと口付けした薫を晃一は黙って見詰めていた。
 「舐めたいのか?」
 『はい、ご主人様。』
 薫の目が潤んだ。
 「よし、舐めて良いぞ。だが、その前にこっちへ来い。」
 一瞬怯んだ薫は晃一の傍らに佇んだ。
 晃一は薫の腰に手を廻し真樹の正面に誘う。
 腰へ廻した手はそのままに反対の手で薫の頤を上へ向ける。
 薫が気が付いた時、晃一の顔が上を向いた自分の顔に覆い被さるのを感じた。
 『あぁぁ・・ご主人様ぁ』
 優しいキス、ここ何年も晃一にキスされた記憶はない。
 薫の目尻から涙が滲んでいる。それを下から真樹が見ている。
 晃一の唇が薫の唇から少し離れた。
 『あぁ・・嬉しい・・ご主人様ぁ・・』
 「あなたと呼びなさい。お前は私の妻だ。今日まで苦労かけたな。」
 『え?・・あ、あなた?・・』
 「ああ」
 『あなた・・あなた・・・あなた・・・あなたぁ・・あなた!』
 晃一がまた口づけをする。
 晃一の唾液が流し込まれる。
 薫は水を欲しがる砂漠の旅人のように貪り飲む。
 きつく抱きしめられていた。薫もおずおずと晃一を抱きしめる。潰れた乳房が心地良い。
 まるで彩を出産して、ベッドから離れられた日の晃一の仕種だった。
 あの時も抱きしめられて優しいキスを交わした。ベッドでは赤ちゃんが広げた両手を必死に振り、抱き合う二人を見えない目で見上げていた。
 「薫への罰は終わりだ。もう二度と裏切るなよ。」
 『あ、あなた・・ごめんなさい。二度と裏切りません。愛しているのはあなただけです。ごめんなさい、ごめんなさい。あなたぁ・・』
 この5年間針の筵の上で生活している毎日だった。
 夫の冷たい眼が心に突き刺さった。もう二度と夫に優しく口付けされる事は無いと覚悟していた。こんな日が来るとは夢にも思わなかった。
 ただ夫・・ご主人様の傍に居られるだけで幸せだと思っていた。
 やっぱり違う。夫を「あなた」と呼べる幸せ。この5年間が無ければ気付かなかったかも知れない。
 薫と晃一はしっかり抱き合い、お互いの存在を確かめ合っていた。


XXX様はお優しいんですね(*^_^*)PageTopブログしてよかったぁー

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