オジサンの指が遠のいていった。
その指は私の口の中に挿し込まれた。自分の匂いと味に顔をしかめながら、夢中で指をしゃぶる。
オジサンが何か呟く。私はそれを聞いて驚き即座に否定した。
オジサンは、 【詩織はお尻の穴に男を受け入れた事が有るか?】 と聞いて来たのだった。
そんな背徳的な事する訳がない。
お尻の穴・・・知識としては知っている。
肛門セックスに嵌ってしまったら・・・
【これからお腹の中を綺麗にする。そこに四つん這いになって、お尻を高く掲げて待つていなさい。】
オジサンは私の返事も聞かずに、浴室に消えた。
暫くすると洗面器を持ってオジサンが戻って来た。
オジサンは括り付けの棚からガラス製の筒を取り出した。
その筒は外側に目盛がプリントされていて、内側が棒状で外に出ている部分の先端が帽子の唾の様に平らな広がりを見せている。
浣腸器だった。
【グリセリンでは急激に効き目が表れて苦しむだろう。ぬるま湯にするよ。】
オジサンの優しさだと思ってホッとした。
間違いだった。
洗面器のぬるま湯が2回3回と注入される。
薬液の様に急激な排泄感は無い代わりに、お腹の膨張感が酷い。
『く、苦しい・・・オジサン。』
【我慢しなさい。我慢すると排泄の快感を味わう事が出来る。】
トイレの無い場所でお腹が痛くなり、探したトイレで排便する時の安堵と解放感は一種の快感には違いない。と、自分でも思う・
まして、我慢を強制されている。
『ト、トイレ。お願いトイレに行かせて。』
10分位我慢しただろうか?
じわじわと遅い来る便意。お腹が張って痛い。
【しゃぶって。】
オジサンがオチン○ンを目の前に突き出す。
『オジサンを逝かせれば、トイレに行かせてくれるのね?』
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