【妻の秘密・義妹の秘密】(31)

 怒りに任せた物言いではなく、冷静な夫の言葉。
 薫はどうして夫が怒ったり、怒鳴ったり、殴ったりしないのか、訳が判らず戸惑いの気持ちのまま問いに答えようとした。
 怒りに任せた物言いではなく、冷静な夫の言葉。
 薫はどうして夫が怒ったり、怒鳴ったり、殴ったりしないのか、訳が判らず戸惑いの気持ちのまま問いに答えようとした。
 『・・・あなたに知られずに済めば・・・何度もそう思いました。あなたにだけは知られずに居たかった。・・・でも、私を部屋に置き去りにした【あの人】が置手紙を・・』
 『その置手紙には・・・・あ、あなたと別れて・・・あなたの同僚と再婚し・・・・あなたの隣の部屋で・・・毎晩抱かれ、その声をあなたに聞かせろ、その男の子供を孕め・・・毎晩抱かれたら・・・朝ワザとあなたに、夕べはお騒がせしましたと、挨拶しろって・・・命令が書いてありました。』
 さっきは冷静な夫がまた怒りで顔を真っ赤に染め、ワナワナと震えています。
 『・・・わたしは・・・私はあなたに愛される資格の・・・ない女です・・・あなたに愛想を付かされ捨てられるのは、仕方の無い事だと諦める事が出来ます。・・・ですが、自分からあなたに別れてとは言えない。できることなら・・・たぶん無理でしょうが・・・あなたに赦して頂きたいと・・・思っていました。それなのに、、あんな事・・・絶対に出来ません。嫌です。あなたと別れたくない。あなたに一生仕えると誓ったのに・・ご主人様がいらないから捨てるとおっしゃらない限り、お側に置いて居て欲しいの。』
 泣きじゃくる薫は夫の足に縋り付き嗚咽する。
 『【あの人】から離れるには・・・もう、これしか・・・全部お話して・・・あなた、ご主人様に・・・委ねるのが、奴隷の務めだと・・・』
 長い長い告白、ここでは書ききれないほどあった。

 夫に自分の覚悟が伝わったのか、判らないが、胸につかえていた思い、辛さを夫に話し終え、薫の心は幾分か軽くなるのを感じた。
 (ああ。・・・もう引き返せない。・・・だけど・・夫は・・最後まで黙って聞いてくれた。・・・こんな女の不貞な話・・・普通じゃいられない筈・・・それなのに、すごく冷静な夫・・・もしかして・・赦してもらえる?・・・ううん、もう捨てると思っているから?
ああ、どっち?・・・)
 心の晴れは、一瞬で雲に覆われ新たな不安が襲って来る。
 薫の心を占めているのは夫だけであった。夫がどう思うか、夫がどうするのか。それだけが薫の心を占めていた。【あの人】がどうしようと、どんなことをしようと、もう関係ない。薫はもう何も考えなくて良い。全て夫が、ご主人様が処理して下さる。

 「・・・【あの人】とは誰のことなんだ?」
 しばしの沈黙の後、夫に聞かれました。
 『・・・・』
 「言えないのか?」
 『・・・・・』
 私が答えを逡巡していると、少し苛立ったように夫が言います。
 「全部包み隠さず話せ。それともここから黙って出て行くかだ・」
 とうとう、追い詰められてしまいました。
 今度こそ見捨てられるだろう、と、私は思います。
 『ゆ、許して下さい。・・・それだけは・・・どうしても言えません。』
 夫に知られたくない。
 あの倒錯の日々を知られたくない、話したくない。
 薫はかたくなに黙っている。
 しかし、頭の中には【あの人】との日々が渦巻いていた。
  
 ●●様に初めてお会いしたのは入社式の時です。
 同期入社で友達もいない私に声を掛けてくれました。
 「なあ、君名前は?私は●●、よろしく。」だ
 『あ、あの秘書課の長澤薫です、こちらこそよろしくお願いします。』
 「ふ~ん、あなたが長澤さん・・・同期の男共が騒ぐはず。美人でグラマーだものね。」
 、●●様は上から下に目線を動かし、私の全身を眺めていました。
 セクハラまがいの会話でも、●●様とは何故か自然に話せました。
 『そ、そんなこと・・ないです。ちっとも美人じゃないし、胸もお尻も身体に合ってないし、バランス悪いし・・』
 私は胸の大きさとお尻にコンプレックスを持っていました。中学生の頃から胸が大きくなり、男の子達にからかわれてばかりだった私は、男の子を自然と避けるようになりました。
 高校でもそれは代わらず、女子高に進んだ私は放課後、校門の所で待ち構える男子学生には目もくれず女子とばかり遊んでいました。
 勿論大学も女子大に進み合コンの誘いはすべて断っていました。
 男性恐怖症とまでは言いませんが、男性と話すのは苦手で付き合うとか、好きな男性が居るとかも無く学生生活を過ごしていました。
 そのまま卒業・就職して入社式に望んだのです。
 
 ●●様は中性的な感じで、少しもいやらしい目で私を見ることが無く、全身を見廻されても気にならない人でした。。
 面倒見が良い●●様に憧れを抱き、それが恋愛感情に発展したのは、そんなに月日が要りませんでした。
 でも、それは淡い恋心、憧れであって、 私は●●様と大人の関係になりたいとかそういうの一度も思っていませんでした。
 ところが●●様は後で聞いたら入社式の時から私を狙ったいたのだそうです。
 同期入社組の暑気払いが行われた夜、その日は蒸し暑い日で、よく冷えたビールの美味しい日でした。
ついつい量を過ごしてしまい、気が付いた時には●●様に介抱され、ホテルのベッドに寝かされていました。
 
 『うう、気持ち悪い・・胸が苦しい・・・』
 悪酔いした私は吐きそうでムカムカしていました。
 「薫、胸を寛がせるからな。」
 『うう、うん。気持ち悪いよ~。』
 「よしよし、ほらジャケットとブラウス脱いで・・・これでよし、と・・・ホック外すよ」
 ポロンと零れるように胸が露になりました。
 背中をさする●●様の手のひらの温もりと感触はやはり普通の人とは違っていました。
 硬くてガサ付いた手とは比べようもないほど柔らかな手、その手が前に回され胸を下から揉むような動きをしました。
 『あん』
 つい声が出てしまいました。
 私は心の中で、こう言う日が来る事が自然な事だと思っていたのでしょう、抵抗もせずされるがままになっていました。
●●様は後ろで私を抱き抱えるように支え、前に回した両手で優しく乳首を捏ねます。
 『はぁん、あん。』
 さっまでの吐き気は遠のき甘い声を上げて身体を揺する薫。
 首筋に●●様の口唇が押し付けられ、舌が耳朶を擽ります。耳たぶを噛まれ耳の穴の中にまで舌が侵入してきました。
 初めての経験。
 耳がこんなに感じるとは思いも寄りません。
 『ああっ、だめぇ』
 呻き声を噴き溢し、頭を揺すります。
 その間にも揉みたてられた乳房はジットリと汗を掻き、乳首は硬く大きくなっています。



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