回想録 ~二人の玲子~ 20

 綾子が田中を愛していると囁いた時、玲子は首を横に振った。
 田中が答えた時には気を失いそうになり、倒れそうになったので慌てて支えた。
 タオル1枚隔てただけの身体を・・・湯で暖められた身体は柔らかく・・思いの外軽かった。
 多分のぼせたのだろう・・・抱きかかえ露天風呂を後にした。
 玲子の着替えや荷物を見つけだし、裸を見ないようにしながら浴衣を羽織らせぬれたタオルを脱がす。そおのまま下着は付けず抱きかかえ風呂を出た。
 幸い廊下やエレベーターに人影は無く、誰にも会わずに玲子の部屋にたどり着いた。
 ベッドに横たえ、部屋に備え付けの手洗いタオルを水で冷やし、玲子の首筋に宛がった。
 すぐに暖かくなったタオルを取替えまた冷やす。
 何度か繰り返すうちに紅潮していた顔色も戻った。
 ほつれた前髪を整え、頬に手を当てた。柔らかい頬、柔らかそうな唇。
 (ばかな、何をしようとしているんだ私は。・・・不謹慎な。)
 『う~ん・・』
 身動ぎした玲子の浴衣が乱れ、余り良く締めていなかった紐が解けた。
 「いかん!」
 玲子の思ったよりも豊かな胸が露になった。
 たわわに実った果実のように瑞々しく張りがあり、マシュマロのように柔らかな乳房、小さなブツブツに彩られた薄い赤茶色の乳綸、その上に乗った乳首。
 下半身に目を移すと黒々とした柔毛が覗いていた。
 慌てて裾を直し、胸元を整える。
 だが、目に焼きついてしまった玲子の肢体。
 『うぅ~ん』
 もう一度呻くと目をパッチリ開けた。
 『え?ここどこ?』
 「気が付いたかい、ここは君の部屋だよ。」
 玲子は部屋を見回していたが、思い出したのか質問してきた。
 『わたし・・・あそこで倒れたのですね。・・先生が運んでくれたんですか?』
 「ああ、彼らには気付かれなかったみたいだ。」
 『・・・浴衣・・・・あぁ・・先生に全部見られちゃったなぁ・・』
 「いや、見てないぞ。不謹慎なことはしていない。誤解だ。」
 必死になって否定した。
 『ふふ・・・先生顔が赤いですよ。・・・大人ですものその位・・・有難うございました。』
 玲子は余り気にしていないので助かった。
 会話が途絶える、お互いさっきのことに触れるかどうか迷っていた。
 やがて、玲子が口を開く。


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写真は・・・・いけないんだぁ

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