【ドルチェ・アマービレ】(31)

 教授は聖さんをロープから外し改めて後手縛りを施した。。
 三船さんのロープもゆるめ、足を前に投げ出したような格好にさせ、お尻が少し浮く様に変えた。
【聖、四つん這いになり、三船のモノを銜えてあげなさい。お尻を高く掲げて私に見せるのですよ。】
 聖さんはいそいそと三船さんに近づき、股間に顔を埋める。
 口だけで三船さんのオチン○ンを持ち上げると、カポッとばかりに亀頭を飲み込む。
 銜えた口を少しずつ落して行く。三船さんの茎胴部分が唇に隠れて行く。喉の奥までオチン○ンを飲み込んでいるのだ。
 聖さんのカラダは悦びに震えている。腰をクネクネ動かし、お尻を振って教授を誘っている。
 教授は聖さんの膣に人差し指を差し入れ、指を廻しながらグリグリする。淫液が指にしたたり手首の方まで流れて来た。
 教授は指を抜くと、今度は聖さんのお尻の穴を穿り出した。
 指の腹で菊門の皺を伸ばすように刺激する。刺激してはオマ○コから溢れる淫液を指に塗し、また尻穴を触る。
 【力を抜きなさい。】
 教授が声を掛けた時には、教授の指は第1関節まで肛門の中だった。
 『うぅぁぁ。』
 聖さんが呻き声をあげる。
 『うぁぁ、へん、なんか変よ。いやぁ・・入って来る・・・うっうぅ。きつい・・変になっちゃう。』
 聖さんは三船さんのオチン○ンを離し、盛んに訴える。
 『ヒィ・・・裂ける・・・くるしい・・はあ、はぁ、はぁ・・・』
 第2関節も飲み込まれる。
 一度引き抜いてからまた徐々に押し入れられると、聖さんの声も妖艶さが増す、
 『あぁ・・おお義父様・・・・すごい、凄いの。・・・お尻の穴が痛いのに熱いの。あっくぅ・・駄目になるぅ・・・お義父様・・・聖・・・ダメになってしまいます。・・』
 教授の指は今や全てが収まり、出し入れが始まっている。
 入れる時よりも抜かれる時に聖さんの声が大きくなる。
 見ている私までお尻を弄られているような感じ。私は足を・・足の付け根を擦り合わせていた。
 お尻の穴がムズムズする。
 「あぁ・・聖・・・そんなにイイのか?お尻の穴を弄られて感じるのか?」
 三船さんが、始めて聖さんに声を掛ける。
 その声は、切なそうな悔しげな響きを持って、聖の耳に届く。
 『お義父様・・・お義父様・・・聖、狂ってしまいます。あぁ、イイの・感じる。お尻で感じてしまいます。・・・拓人様に啼かされています。』
 「我慢しろ聖。感じては駄目だ。・・・お尻で感じるなんて・・・お前は・・」
 『お義父様・・・我慢出来ません・・あぁ拓人様・・オマ○コも・・弄って下さい。』
 聖さんの腰が大きくグラインドして居る。聖さんの肛門が教授の指を食い締める動きを見せ始めた。
 【そろそろ欲しくなってきましたか?】
 教授が指を引き抜き、聖さんの肛門に亀頭を宛てがってチョンチョンと突いて言う。
 「ダメだ聖。・・・ヤメテくれ。・・・お願いだ。お尻でするのは止めてくれ。」
 三船さんが泣いている。それなのにオチン○ンは大きくそそり立っている。三船さんの年齢であそこまで雄々しくなるものだろうか?
 『もうダメ。お義父様・・・聖は・・聖は・・あっ・・・そこイイ・・お義父様・・聖を許して・・・』
 「ダメだ。耐えるんだ・・うぅ・・耐えてくれ。お願いだ・・・」
 私は2人の鬩ぎ合いを茫然と見ていた。
 間近で男女の営みを、それも変態的な行為を見させられる事が信じられなかった。
 その変態的な行為を強いているのが、あの優しくて紳士な教授だとは、とても思えない。教授は確かにエッチだった。私もさんざんエッチな事を教えられた。
ヴァージンのまま、あれ程エッチな事をしてしまう自分にも呆れたが、それは教授の好意にに応えたいからだった。
 所が今の教授には優しさが欠けている。むしろとっても意地悪だ。
 好き合っている相手の目の前で変態行為を行い、堪え切れなくなっている聖さんの口から、三船さんを裏切る言葉を吐かせたいのだ。
 聖さんが堕ちてしまう所を見せようとする。教授はサディスチックな行為に興奮するのだろうか?
 三船さんも徹底的な抵抗や教授に対する罵声や恨み事めいた事を言わない。
 ただ聖さんの姿を見て嫉妬し興奮しているだけだ。
 これは何なのだろう?
 【綾歌君、変則的・変態的ですが、何かに似ていると思いませんか?】
 教授は憎らしいまでに冷静だ。この期に及んで私に質問して来る。
 『あっ、え?』
 教授は何を言いたいのだろう。
 【三船は聖にある事を期待して私に委ねている。似ていると思いませんか?】
 【コジ・ファン・トゥッテ。・・・自分の恋人を試す青年士官】
 【モーツァルトも若しかしたら、自分の妻を誰かに委ねたかも知れませんね。】
 そんな、あれは確かに当時のオペラとしては異色で、世間的には随分批判された作品だ。けど、段々評価が上がって行った作品でも有る。
 あの作品には更に深い意味が有ったのかしら。
 良く判らない。しかし教授は私に教えようとしている、男女の機微、愛し合う者同士の何かを。
 この後の3人の行動でそれが判るのだろうか?
 あぁ、続きを知りたい。


【ドルチェ・アマービレ】(30)

 鍵穴から光が漏れている。音をたてないように扉に近づいた。
 腰を屈め、片目を瞑り鍵穴を覘く。
 (なっ)
 狭い視界に床から少し足が離れた男女の直立した姿が朧げに見えた。
 まるで空中浮揚をしているような男女・・・三船さんと聖さん・・・。
 目を凝らして見る。
 空中浮揚しているのでは無く天井から吊るされているのだ。
二人は両足首を縛られ、膝上の所でも縛られている、それで直立したように見えたのだ。
 二人のカラダが前後左右に揺れ出す。苦しいのだろうか、カラダをくねらせている。
  視界の外に人が居る。あれは・・・教授?
 三船さんが言葉を発した。それは教授だと私に告げていた。
 「旦那様、どうか私だけに罰を、聖は許してやって下さい。」
 『いいえ拓人様、お嬢様が怪我をされたのは私の責任です。私だけをお仕置きして、三船さんは許して。』
 どうやら私の怪我の原因追及と言う事で、今の事態が有るらしい。
 私の不注意のせいで、二人が罰を受けるのは理不尽だと感じた。この場に飛び込んで説明しようと、ドアノブに手を掛けた。
 開かない。内側から鍵が掛かっている。自由に動かせる左手でドアを叩こうとした。その時に内から教授の声が聞こえた。
 【聖は綾歌君に余計な事をさせた責任が、三船さんには綾歌君に妻の事を喋った責任が有ります。それぞれ別の理由で罰を与えるのです、お互いを庇っても無駄と言うモノです。】
 教授は戦国武将が持つ軍配の様な、卓球のラケットの様な物を手に取り、聖さんに近づいた。
 聖さんのカラダが小刻みに揺れる。
 『拓人様許して。あぁ怖い。』
 バシィ~ン! 鈍い音と悲鳴が上がる。
 聖さんが泣いている。スカートの上からお尻を叩かれていた。
 平たい面がお尻を見事にヒットする。スカートの上からでも激しい痛みが聖さんを襲っている。
 『ギャァ。』『グ。』『ヒィ。』言葉にならない悲鳴が噴き毀れる。
 教授が聖さんのスカートを脱がし、ショーツを縛った膝の上の縄に絡めた。
 服の上から叩かれたのに、お尻は真っ赤に腫れている。
 鞭と違いお尻全体が真っ赤で痛々しい。
 隣の三船さんはきつく口を結び、ギュッと目を瞑り、聖さんの悲鳴を耐えている。
 教授の指が聖さんのお尻を優しく撫で回している。
 指の腹は、触れるか触れないかの微妙なタッチを、お尻に送り込む。
 ジンジン痛むお尻に、微妙な刺激が加えられて、聖さんは身悶えている。
 散々泣かされた後の優しい愛撫。
 その刺激は思った以上に聖さんを狂わせた。
 『あぁ・・・・拓人・・様。』
 あの凛々しい聖さんが、艶めかしい声で啼く。
 教授の愛撫がやや強い揉みしだきに変わると、聖さんの上げる嬌声が一層大きく響いた。
 『ぁぁ・・ウッ,ウッ、アヒィ、ハァ、ハァ。』
 教授が膝を付き、上体を屈める。顔をやや上に向けた。
 聖さんの、左右の尻肉を鷲掴み開く。セピア色の蕾、その下の肉のあわいに教授の貌が埋まる。
 『ヒィィ。。はぁぁ。』
 教授の舌が聖さんの淫裂を通り越し尻穴まで一息に舐める。
 『アッ・・アッ・・あぁん。』
 聖さんはあられも無い声を遠慮無しに張り上げる。
 何故か三船さんはその声を聞くまいと、必死に頭を左右に振っている。
 【三船さんどうです。十分罰になって居るでしょう?】
 教授の言っている意味が判らない。しかしすぐにその疑問は氷解した。
 それは、今まで私に向けられていた教授の優しさとは、正反対の残酷な仕打ちだった。
 【父親の眼の前で、娘が上げる嬌声は心地良いでしょう?】
 こんなの私が知っている教授じゃない。
 私の膝はガクガク音を立てて震え、床に座り込んでしまった。
 以前見た教授の漆黒の羽根が、また大きく拡がって居るように感じられる。
 いいえ、漆黒の羽根じゃない。あの羽根は光も通さない暗黒の羽根。
 
 『いやぁ・・拓人様・・父の前では・・ヤァ・・だ、駄目です。』
 聖さんと三船さんが親子?
 親の前で娘を辱める。酷い酷過ぎる。
 聖さんが可哀想だ。止めなくては・・・・
 私は震える膝を叩き、力が入るのを待つ。
 その間にも、鍵穴に写る光景が変化する。
 聖さんの足を縛って居る縄が外され、大きく割り開かれている。
 教授は聖さんの開いた足を両肩に担ぎあげ、足の付け根に顔を埋めた。
 女の恥ずかしい所を親の目の前で苛める。
 『アッ、クッ・・・ハゥン、アハァ。』
 聖さんの声色が変わった。それまでの悲鳴に近い声が、明らかに快感を訴える声に変わって居る。
 教授が一度顔を離し、マジマジと聖さんの女を見つめる。
 あっ! 私は小さく呻いた。
 聖さんの草叢は存在していない。ツルツルのオマ○コ。
その上、クリトリスに光るものが有る。何だろう?
 ピアスだった。性器にピアスをしている。いえされて居るのか?
 三船さんは、そんな姿の娘を見てショックなのか黙ったままだ。
 教授がピアスを唇で引っ張り、舌をチョロチョロ動かしていると、聖さんは恥じらいを捨て叫んだ。
 『拓人様、もっと、もっと聖を罰して。オマ○コ苛めて下さい。あぁ、お父様感じる、感じるの。見て聖の恥ずかしい姿を見て。あぁ拓人様。』
 聖さん・・・・・。
 三船さんが可哀想。娘が感じてしまうなんて・・・・
 あれ?三船さんの股間が大きい様な・・・まさかねぇ?
 【三船さん、オチン○ン大きくしてどうしたのですか?まさか娘のオマ○コ見て興奮したのかな?】
 教授の意地悪な質問に項垂れる三船さん。
 担ぎあげた足を肩から外した教授は、聖さんのカラダをクルリと廻し足を開いたまま三船さんに見せ付けた。
 『あぁ、お父様見ないで。お義父さまダメ。』
 【嫁の裸を見て楽しんで下さい。】
 「うぅ・・聖・・・聖!」

 この3人の関係は何だろう?  本当にこれは罰なのだろうか?
 【綾歌君、覗いて居ないで入って来なさい。いま鍵を開けますから。】
 え?え?え?
 扉が開いて教授が私を抱き抱え、部屋の中に招き入れる。
 【さぞかし驚いたでしょう?聖と三船は今や夫婦なのですよ。亡くなった息子の嫁だった聖を三船が慰めている内に、為さぬ仲になってしまった。ところが二人ともMの気質が強くて、時々こうして苛めてあげないと彼らのストレスが溜まりますので。】
 【それに三船は聖が私に苛められ抱かれると燃えるそうで、その後激しく聖を抱くのだそうです。偶にはもっと苛めてあげますけどね。聖とのセックスを禁止しオナニーだけしか許さないと、私に抱かれて聖に根掘り葉掘り聞いて嫉妬しながらオナニーで何度も射精するのだそうです。目の前で抱いてやって聖が悶え悦ぶ姿を見せるとオナニーしなくても射精してしまうそうで、それが一番興奮し堪らなく感じてしまうのだと言っていました。】
 「そうなのですお嬢様。私は寝取られ願望の強いマゾなのです。聖はまだ若く女の悦びを与えてあげたいのですが、私も年で・・・旦那様に聖を寝取られると・・・惨めで悔しくて堪らなく感じてしまうのです。変態なのです。」
 私が何も言えずただただ驚いていると、聖さんが荒い息で私に言う。
 『お嬢様・・・男女の愛の形にタブーは有りません。私は三船を愛しています。亡くなった夫の父、私にとって義父ですが、愛してしまいました。そして、拓人様も愛しています、拓人様に抱かれると三船をより一層愛おしくなるのです。お嬢様には判らないかも知れません。』
 【さ、続けましょう。】


【ドルチェ・アマービレ】(29)

 (メイド服って憧れる人がいるけど、聖さんが言っていたフレンチメイドの方が少女趣味で、男の人は好きなんだろうなぁ。)
 玄関で他の人と一緒に立っている私は、ホールの姿見に立ち姿を映して眺めていた。
 左隣に立っている女性はフレンチメイド姿、右には聖さんが居る。
 聖さんはOL風のカッチリしたパンツスーツ姿。仕事の出来るキャリア女性の見本みたいな確かな技術・知識に裏打ちされた自信に溢れていた。
 玲子さんも同じ様な雰囲気を持っていたが、流石に姉。玲子さんの数倍厳しさが漂っている。
 外でクラックションが鳴った。
 三船さんがすかさず玄関の扉を開けて外に出る。続いて聖さんが、左隣の女性も。出遅れた私は慌てて外に出ようとして玄関の階段で足を踏み外した。
 『きゃぁあ!』
足が空中を蹴る。上体が宙を泳ぐ。
 地面がスローモーションで近づいて来た。『ぶつかる。』
衝撃は後から来た。痛みはもっと後。激痛に意識を失うほんの僅かな間に私に駆け寄る人のシルエットが幽かに見えた。

 辺りが暗闇に包まれて居る。非常灯のぼんやりした明りに白い布地が浮かび上がっている。
 白いカーテンに囲まれた空間。消毒臭の漂うベッド。腕から延びるチューブ、その先端には黄色い液体のビンが逆さまに取り付けられていた。
 右腕が動かない。胸の上で逆くの字に固定されている。
 段々ハッキリしてくる意識。痛みが全身を掛け回る。
 『くっ痛。ここは?』
 【気が付いたようだね。ここは病院です。】あの時垣間見たシルエットが答える。
 【あなたは玄関の階段を踏み外し倒れました。その時右腕を骨折したのです。ひどく痛みますか?綾歌君。】
 『教授・・・ごめんなさい。ご迷惑をお掛けして・・』
 痛みに顔をしかめながら教授に謝る。
 【数日で退院です。が、治癒までは通院して一月は掛かるでしょう。ギブスで固定してありますが、後で牽引等する必要が出てくればもう少し時間が掛かります。】
 教授は済まなそうな顔を私に見せながら話している。
 【綾歌君は一人暮らしでしたよね。固定したギブスが取れるまで不自由でしょう。私の家で面倒見させて下さい。】
 『そんな、教授。そこまで甘えられません。・・・何とかなりますよ。』
 私は痛みを堪えて微笑む。
 【いいえ、あれは三船と聖の不始末です。あなたにあのような事をさせていたとは知りませんでした。きつく叱りますから許して下さい。お詫びとレッスンを兼ねて、私の家で暫く暮らして下さい。片腕でも声楽のレッスンは出来ます。それに・・】
 【それに、今の綾歌君は食事の用意も着替えもご自分では出来ないのですよ。お風呂もギブスでは入れません。誰かに世話をしてもらう必要が有ります。それならレッスンに通う必要も無く、身の回りの世話係の居る私の家に切る方が良いでしょう。】
 う~教授の言う事はもっともかもしれない。さっきから痛い所を触ろうとしても手を動かせずにいる。
 【それに、トイレに行っても片手ではショーツも降ろすのに時間が掛かりますよ。】
 それを言われると、お世話になった方が良い気がしてきた。
 『すみません教授。お世話になります。』
 【良かった。ギブスが取れても家に居なさい。手のリハビリも普通の人以上にしなければなりません。1日休めば2日、2日休めば4日とピアノも復調するには倍の日にちが掛かると言います。辛いでしょうが私がリハビリを手伝います。良いですね。】
 
 骨折する前に泊まった部屋。
 夜中トイレに行きたくなった。流石に夜中のトイレは自分で行けるように、恥ずかしいがノーパンにネグリジェで寝る事にした。
 庭に光の糸が流れては消えるのが見えた。何だろう?
 そっと起き出し廊下に出る。トイレはまだ我慢できる。光が気になる。
 
庭の一角に小さな家が有る。窓の無い倉庫のような建物。その建物のドアから光が洩れている。
 締め忘れたのだろうか?
 『ひぃ』
 悲鳴が聞こえた。私は急に不安になり中を覘くのを躊躇う。
 『あぁん』
 今度は悲鳴では無い。・・・・そうアノ時の声の様な。
 一度怯んだ気持ちが、この声を聞いて再度興味を呼び起こした。
 ドアを開ける。何も無い空間。拍子抜けした。
 辺りを見回す。右側には何も無い。左側・・・こちらにも何も・・いや、有った。
 床に敷き詰められた絨毯の裾がめくれている。
 近寄ると・・・床に扉がある。ココだわ。
 私は床の扉を持ち上げた。
 『ひぃぃ、許して。』
 女性の声だ。聞き覚えのある声。
 「お許しを」
男性の声も聞こえる。何だろう?
もう一枚の扉が私と中を隔てている。この扉は・・・・


【ドルチェ・アマービレ】(28)

 結局食事が終わるまでに、減点は5以上になっていた。
 『お嬢様、最初にお話しした通り減点が5を超えてしまいましたからお仕置きをします。三船さん、お嬢様に例のモノを。』
 「判った。本当にアレをやっても良いのかな?・・・お嬢様にはキツクないか?。」
 アレ、例のモノ・・・なんの事だろう?でも、聖さんは恥ずかしいレッスンと言っていた。
 怖いなぁ・・・玲子さんのお姉さんだもの。きっと・・玲子さん以上のSなんだろうなぁ・・・でも、最近少しエッチな事にも慣れてきたから大丈夫よね。。
 『はいお嬢様。これに着替えて。』
 また着替えですかぁ?この家に来てから3回目。聖さん私を着せ替え人形に見立てて遊んでいるのかしら?
 黒いワンピース、フリルのついたエプロンを組み合わせたエプロンドレス。白いフリルの付いたカチューシャ。
 『これって・・・メイド服・・コスプレですか?・・・はぁ~。』
 聖さんはやっぱりコスプレを愉しんで居るんだ、着せ替え人形として。私はため息をひとつ付いてしまう。
 『何を言っているの。良く意匠を見なさい。』
 どう見てもメイド服・・ですよ、聖さん。。
 『良い、お嬢様が誤解しているようだからお教えしますけど、お嬢様が想像しているメイド喫茶の衣装はフレンチメイド型。これはヴィクトリアンメイド型。仕事着である事を重視した物です。勘違いしないで下さい。それにこれは午後用の仕事着です。本来は午前中からあのような格好は致しません。午前はプリント地の服に白いエプロンと、帽子を着用するの。』
 確かにスカートがロングドレスだ。テレビで見たメイド服はマイクロミニだった。短いスカートから下着がチラつき、生足が見えている。
 『それにフレンチメイド服としても装飾が華美です。不思議の国のアリスをイメージした積りなのでしょうが、アリスはゴシック・アンド・ロリータ。メイドとは明らかに違います。アリスの衣装はヴィクトリア朝の上流階級の子供服がモデルで、メイド服のモデルはベルギーの民族衣装。出自が違います。』
 へ~ゴス・ロリのモデルが不思議の国のアリスねぇ?・・・としたら・・メイド服を着て『お帰りなさいませ、ご主人様。うふっ。』などとしなくても良いんだ。良かったぁ。
 『もうすぐ拓人様がお帰りになられます。まず玄関先でお出迎えして、お荷物を受け取ってお部屋に運ぶのですよ。そうしたらお着替えのお手伝い。お食事の準備をしたら、お風呂の準備をします。最後にナイトキャップをお持ちして、オヤスミになられたら部屋の電気を消して今日の仕事はお終いです。』
 『あのぅ・・・本当にメイドの仕事するんですか?恥ずかしいレッスンじゃないのね。』
 ちょっとがっかり・・・・違~う!・・・エッチレッスンをして欲しくない・・・欲しくないもん。・・・欲しくな・い・・・欲しいかも。・・・・欲しい。
 綾歌・・・またエッチな気分になったのね。

 『あら、眼がトロンとして来ていますよ、お嬢様。恥ずかしいレッスンと聞いて想像するなんて。本当はいやらしい子なのね。拓人様が見たらびっくりするわ。教え子がこんなにエッチだったなんて。』
 あぁ・・・聖さんに言葉で苛められている。判っているのに妖しい気分になってしまう。
 『お嬢様早く着替えなさいな。一杯働いて貰うわよ。・・・カラダを使って。』
 カラダを使う・・・ああん・・・いやらしい響き。
 『さあ、愚図愚図しないで、着替えなさい。』
 はあん・・・着替えるの?・・・裸になるのね。
 『今からはお嬢様とお呼びしません。良いわね綾歌。』
 あん・・・怖いわ、お姉さま。綾歌、優しくして欲しいの❤
 『さ、拓人様を出迎えるのよ。』
 『あぁん・・教授を・・・私のカラダに迎え入れるの?綾歌ヴァージンなの。怖い』
 『綾歌、綾歌』
 聖さんの平手が頬を数回叩いた
 『ちょっとぉ・・綾歌・・・妄想は止めなさい。』
 へ?妄想?・・・・・うわ~ぁ!やってしまった。人前で妄想だなんて恥かしい。
 『ひゃぁ』
 聖さんの手がショーツのクロッチの部分を触っている。
 『ふふ、綾歌。あなたは妄想族なのね。これは益々愉しみだこと。お姉さんが後でタップリ可愛がってあげるわ。でも今はお仕事中なの、さっさと着替えてここに立ちなさい!』


【ドルチェ・アマービレ】(27)

 『三船さんはどうしてそこまで、知っているの?』
 「旦那様が昔嬉しそうにお話して下さったからですよ。」
 聖さんが部屋に入って来た。「それではお嬢様私はこれで。」三船さんが退室し、部屋には聖さんと私だけになった。
 聖さんが何か用意をしている。あっ!またランジェリー?
 『お嬢様、宜しかったらこれに履き替えて下さい。』
 聖さんが持って来たのは、ピーチジョンの「ネグリジェブラNEWハッピーアワーセット」ショーツにフリルの付いた乙女心を擽る色がアイボリーのモノと「サテン&レースブラレットセット」セクシーなブラックの2点。
 『お嬢様、勝負下着はどちらになさいます?』
 『ひ、聖さん!・・勝負・・下着・・なんて・・』
 『あら、お嬢様。下着は重要ですわ、殿方をその気にさせたり、眼で愉しませたり、なにより自分の為ですわ。お気に入りの下着を着けていますと、何だかとてもハッピーな気分になりませんか?お嬢様の様な20代の女性に人気が有る物だそうですからきっと気に入って下さいますわ。』
 確かにネット上では人気が有るのだろうけど・・・・でも黒だなんて・・・乳首は隠れるけどスケスケだよ。・・・これまで何度も教授に裸を見られ、恥ずかしい事をされて、全部見せてしまったけど、教授にランジェリー姿・・勝負下着を見せるのは何故か一番恥ずかしい。
 大人しい乙女チックな下着の方を選んだ。
 今着けているイタリア製の下着はとてもセクシーだけど、まだ私には大人びていてしっくり来なかった。それを察してくれた聖さんは、やはり大人の女性なんだ。
 『お嬢様、それでは着替えたらお食事を用意いたしますので、ダイニングの方へご案内します。さ、お着替えを。』
 『あのぉ・・・・出来れば席を外して欲しいんですけど・・・』
 『あら、お気になさらずにどうぞ、汚れ物を洗濯に廻しますので、ここでお待ちいたします。』
 『大丈夫ですよお嬢様。女同志ですもの。奥様も気にせずお着替えになられてましたわ。』
 『でもじろじろ見られて着替えるのはちょっと・・』
 『拓人様から聞いております。お嬢様のレッスンの為に恥かしい事を一杯して差し上げるようにと、命じられております。さあ、三船をお呼びしましょうか?』
 いやっ、三船さんにまで見られたくない。
 さっきまで優しい聖さんがどうして?いくら教授の命じた事とは言え、使用人がそんな事をするのだろうか?
 『あらお嬢様、びっくりなされたのね。どうして私がこんな事に従うのか疑問を持たれたのですね。良いわ教えて差し上げます。私は・・玲子の姉です。お嬢様もご存知ですよね、玲子の事を。』
れ、玲子さんのお姉さん!?
『拓人様は山荘の続きを玲子に変わってするように命じられたの。千夏の代わりを三船が務めるわ。あの二人の子供に変わって私たち大人がたっぷりレッスンして差し上げます。・・ほらグズグズしないで。さっさと着替えるのよ、早着替えも芸のうち。これからは甘えを許さないわ。玲子はあまりあなたを甘やかし過ぎたようね。』
 怖い!聖さんの眼の色が変わっている。
 『ふふふ、たっぷり可愛がってあげるわよ。拓人様がお嬢様の事を大人の女性に仕上げて欲しいそうだから、私流のやり方でね。』
 なに?何をされるの?
 『まずは・・・テーブルマナーね。』
 『へ?』
 拍子抜けしたぁ・・どんな恥ずかしい事をされるのかと思っていたら、テーブルマナー?
 『あれ、若しかしてチョー楽でLuckyだと思っちゃった。結構難しいのよ、全部出来たら帰してあげる。出来なかったら、お仕置きよ!。』
 
 『まずは、メニューを見て、注文してみて。センスが問われるわね。』

 前菜:
  トロまぐろの軽い燻製、カルパッチョ仕立て、アンチョビソース
  メヒカリのエスカベッシュ、レモン風味、ヴィンゴットのソース
  真さばとじゃがいものタルト、プロバンス風、バジルソース
  今日のお野菜のポタージュ
  フォアグラのソテー、大根のコンフィー添え、ポルト酒のソース 

 メインディシュ:
  仔羊肉の柔らか煮込み、有機野菜添え、カレーソース
  豚ヒレ肉のチーズ入りカツレツ仕立て、トマトソース
  牛ロース肉のグリエ、3種のマスタードを添えて 

 デザート:
  自家製チョコレートブラウニー バナナのシャーベット添え
  フレッシュイチゴのバルサミコ酢あえ バニラアイスクリームを添えて
  抹茶風味のクレームブリュレ 練乳のシャーベット添え

 『ワインもロゼ、白、赤を幾つかリストからピックアップしてね。』

 ロゼ:
  ローラン ペリエ グラン シエクル アレクサンドラ ロゼ(1988)
  ドン・ペリニィヨン ロゼ(1993)
  パイパー エドシック ロゼ ソヴァージュ ブリュト(1999)
 白:
 『うあぁ、も止めて・・判らなくなっちゃう。シェフのお任せで、結構です。』
 『ハ~イ、減点1。最初からお任せじゃダメね。せめてシェフから説明を聞いて、その上でお任せにするかどうか判断しなくちゃいけないわ。』
 う、言われて見れば何がお薦めか聞くのも良いし、お任せ料理の説明を聞くべきだった。私は何でも食べられるけど、好き嫌いが多い人と食事するかも知れない。
 『お嬢様、減点が5になったら、お仕置ですからね、ふふっ、愉しみだこと。』


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プロフィール

HIRO(S)

Author:HIRO(S)
HN:HIRO(S)
年齢:秘密
性別:秘密
地域:関東地方
動機:gooで削除されたので。
一応フィクションとしてますが、ナイショ
写真は・・・・いけないんだぁ

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